歴史と自然の魅力が詰まった東北を、車で自由に巡る2泊3日の旅。
今回は、宮城県の中心都市仙台を拠点に、岩手県の平泉へと足を延ばし、松島の絶景を堪能するプランをご紹介します。
仙台では伊達政宗ゆかりの地を巡り、世界遺産にも登録された平泉の歴史ある寺院や文化遺産を訪れ、松島では日本三景のひとつに数えられる美しい湾を満喫します。
車での移動なら、時間に縛られず効率よく観光スポットを巡ることができるのが魅力。
道中にはご当地グルメや絶景スポットも点在し、ドライブならではの楽しみ方が広がります。
仙台牛や海鮮グルメ、わんこそばといった東北ならではの美味しいものを味わいながら、歴史や文化に触れる旅を楽しみましょう。
本記事では、実際に巡ったおすすめスポットやルートなどを詳しくご紹介します。
これから東北を旅行する方の参考になれば幸いです。では、さっそく旅のスタートです!
さて、仙台・松島・平泉の旅は、天気と相談しながら日程を調整しました。
松島は点在した島が遠くまで綺麗にみえたほうがいいし、遊覧船にも乗りたいから晴れた日に。
平泉は少し遠出になるので雨の日は避けたい、仙台市内は空港も近いし、アーケード街もあるから多少雨が降っても大丈夫かなという感じです。
それぞれの場所で、絶対に行きたい所をまずはピックアップして、あとは時間にゆとりがあるようであれば寄れる場所を数か所ピックアップしておくと、充実した時間を過ごすことができます。
個人的に行きたいと思った場所を参考までにどうぞ。
仙台市内:仙台城跡、瑞鳳殿、仙台大観音、牛タン
松島:松島遊覧船、西行戻しの松公園、馬の背
平泉:中尊寺、達谷窟毘沙門堂、わんこそば
仙台市内:大崎八幡宮、仙台朝市、仙台うみの杜水族館、ショッピング
松島:瑞巌寺、笹かまぼこ手作り体験
平泉:毛越寺
第1章 仙台市内観光
仙台観光のスタートは、まず伊達政宗公の足跡をたどる旅から。
仙台城跡を訪れ、伊達政宗騎馬像とともに市内の絶景を楽しみます。
その後、瑞鳳殿へ向かい、豪華絢爛な霊廟を見学。歴史を感じながら散策した後は、定禅寺通りを歩いて杜の都・仙台の雰囲気を味わいましょう。
ランチは仙台名物の牛タンを堪能し、青葉城資料館や大崎八幡宮を訪れるのもおすすめです。
牛タンのお店は、「旨味太助」「牛タン焼専門店 司」「伊達の牛タン」他多数の店舗があります。
私が出かけたのは、牛タン料理 閣
ランチタイム限定セットメニューのひとつのハーフカレーセット(ライス、テールスープ、牛タンカレーハーフ、たん焼3枚、お新香)2,700円(2025.3月現在)
とても美味しくいただきました。
その後、テレビ番組でおすすめしていた仙台大観音へ。仙台城跡から見ると左奥に見えます。

地上高100mの大きさで、近くに行くと圧倒されます。
仏像としては、牛久大仏に次ぐ2番目の大きさがあるそうです。
拝観料500円で中に入ることができ、三十三観音、十二神将を見た後、エレベーターでビルの12階の高さまで行き、百八体仏を拝みながら階段を降りていきます。
一度にたくさんの仏像と出逢いました。
ご利益がありますように。
さて、仙台での宿泊先は、ホテルルートイン仙台東
定番のチェーンホテルです。大浴場があって男性限定ですがサウナもあります。
ゆったり足を伸ばせるので大浴場があるホテルを選びました。
第2章 平泉観光
2日目は、仙台から車で約1時間10分の岩手県・平泉へ。
金色堂は、建物の中に保存されていて写真撮影はできません。
こちらは、中尊寺讃衡蔵にある撮影できる場所で撮ったものです。
この讃衡蔵には国宝や重要文化財が収蔵されていて、とても興味深く見学しました。
中尊寺の敷地は広く、駐車場から月見坂を登って、自然豊かな境内を、本堂や弁慶堂などを参拝しながら2時間以上滞在していました。
昼食は、中尊寺第1駐車場にある泉橋庵支店で平泉わんこそばを楽しみました。
わんこそばというと、給仕の方が次から次へそばをお椀に入れてくれて、上手に蓋ができるまでそばを食べるイメージがありますが、平泉のわんこそばは、お椀に入ったものをあらかじめいただいて、様々な薬味を楽しみながらそばを食べることができます。
この後、達谷窟毘沙門堂(たっこくのいわやびしゃもんどう)で岩面大仏を参拝、厳美渓へ出かけました。
このお堂は、平安時代の初め、坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)によって建立されたと伝えられています。
坂上田村麻呂は、征夷大将軍として東北遠征を行い、当時この地にいた蝦夷(えみし)の指導者・アテルイを討伐。その戦勝を記念して、808年に毘沙門天を祀る堂を建てたのが始まりとされています。
歌舞伎好きな方は、(現)松本幸四郎さん、中村勘九郎さん、七之助さんの阿弖流為を思い出されるのではないでしょうか?
坂上田村麻呂役は勘九郎さんでした。
激しい立ち廻りでストーリー展開も早くて面白い舞台でした。
シネマ歌舞伎 歌舞伎NEXT 阿弖流為 <アテルイ> [ 市川染五郎 ]
大仏のお顔わかりますでしょうか?
えっ!もしかして花粉症なのなんて思ったのは私だけかもしれないですね。
話は変わりますが、達谷窟毘沙門堂の駐車場の横に川が流れていて、ほのぼのとした気分になります。
周辺にはしだれ桜があり、桜の咲くころはとても綺麗だろうなと感じました。
厳美渓は、冬場のため川の近くまで降りていくことができませんでした。
また厳美渓名物の「空飛ぶ団子」もやっていなくて残念でしたが、川の水量も多く、雪の残っている景色はとても綺麗でした。
さて、中尊寺の後、国宝の毛越寺もルートに入れるといいかもしれないです。
出かけたのが冬場なので、庭園もさみしいかもしれないと思い、寄りませんでしたが、毛越寺は、平安時代の庭園美を今に伝える名刹です。
中尊寺の豪華さとは異なる静寂と風雅が魅力で、ゆったりとした時間を過ごせる癒しの名所です。
神社仏閣巡りは好きなのですが、沢山まわると拝観料の出費が痛手で悩みの種です・・・。
この日は、松島のホテル松島大観荘に宿泊しました。
海側の部屋を予約して、日本三景の松島の景色を楽しみました。夜景も綺麗でしたよ。
第3章 松島観光
3日目は、松島観光
まずは五大堂を訪れと言いたいところですが、残念ながら五大堂の透かし橋が修繕工事中で五大堂には行けませんでした。
令和7年3月31日までなので、4月以降は綺麗に修繕された橋と五大堂を楽しめます。
瑞巌寺参拝
瑞巌寺(ずいがんじ)は、伊達政宗ゆかりの名刹であり、国宝や重要文化財が多く残る松島の名所です。
本堂は桃山建築の華やかな装飾が特徴で、豪華な襖絵や欄間彫刻が見どころです。
庫裡(くり)は日本最古級の台所建築として貴重です。
拝観の際は、この庫裡から出入りし、廊下を通って本堂へ向かいます。
本堂内は豪華絢爛な襖絵を楽しめます。中庭も綺麗です。梅の咲く季節に出かけてみたい場所です。
また、境内奥には洞窟群が点在し、かつて修行僧がこもった跡も見られます。
ゆったりとした時間を楽しめます。
遊覧船:松島湾1周仁王丸コース
観光遊覧船松島湾1周「仁王丸コース」に乗船して美しい景色を堪能しました。
松島の大小さまざまな島々を間近で楽しめます。
この観光船の乗船券は、公式ホームページからWeb予約したら通常1,500円が900円になりました。
そして、その差額で2階展望デッキ(別料金600円)へ行き、ちょっとリッチな気分で景色を楽しみました。
2階に売店もあります。
予約はこちらから⇒松島島巡り観光船
観光船のりば周辺にはお土産屋や食事処があり、食べることには困りません。
かまぼこを焼いたり、伊達茶ティラミスも楽しみました。
松島の景色は見所が多いです。
一番長い橋の福浦橋(有料)を渡って福浦島を散策したり、渡月橋(無料)を渡って雄島を散策したりしました。
車で行っている利点は、少し離れた場所に行けることですね。
松島の中心地からそれほど遠くはないけれど坂道で歩くのは大変な「西行戻しの松公園」や、少し離れた場所にある「馬の背」はお薦めです。
桜のつぼみはまだ固く咲く様子は全くなかったけれど、桜が咲いたらさぞかし絶景だと思います。
ぜひ、出かけてみてくださいね。
馬の背は天然の桟橋。
細いところは落ちたら怖いと恐る恐る歩き、先端まで行くと景色が綺麗なので行ってみてくださいね。
宿泊したホテル松島大観荘の記事は↓

第4章 まとめ
仙台・松島・平泉を巡る2泊3日のドライブ旅は、歴史と自然、食をバランスよく楽しめる魅力的なルートでした。
車での移動なら自由度が高く、限られた時間でも効率よく観光スポットを巡ることができます。
仙台では伊達政宗ゆかりの地を訪れ、松島では美しい海の風景を楽しみ、平泉では世界遺産をじっくり堪能する充実の旅。ぜひ、次の旅行計画の参考にしてみてください。
仙台のお土産で有名な「萩の月」。
現地でお土産を購入すると手荷物が増えるので、事前に購入しておくと観光の時間も増えて現地をより楽しむことができますよ。
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仙台・平泉・松島の旅をお楽しみくださいね。
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