加子母明治座の場所と行き方ガイド!アクセス・見学方法も紹介

加子母明治座玄関

加子母明治座とは?どこにあるの?

加子母明治座は、岐阜県中津川市加子母(かしも)地区にある歴史的な芝居小屋です。

明治27年に建てられたこの木造建築は、今も現役で使用されており、地元の伝統行事や演劇公演の場として親しまれています。

加子母は、長野県との県境近くに位置する山あいの地域で、木曽川支流・飛騨川の上流にあります。
林業が盛んな自然豊かな土地であり、明治座はその中心地にひっそりと佇んでいます。

花道や回り舞台など、江戸時代から受け継がれる舞台装置をそのまま残していることから、岐阜県の重要有形民俗文化財にも指定されています。

芝居小屋の中を見学できることも魅力のひとつ。
芝居小屋や歌舞伎に関心のある人には必見のスポットです。

加子母明治座へのアクセス方法【電車・車】

加子母明治座へは、電車やバスなどの公共交通機関、または車でアクセスすることができます。

公共交通機関を利用する場合、まずJR中央本線「中津川駅」で下車。

名古屋駅から特急で約1時間半です。
中津川駅からは、北恵那交通の路線バス「加子母線」に乗り、「加子母総合事務所前」で下車。
バスの所要時間はおよそ1時間で、停留所から明治座までは徒歩で数分です。

バスの本数はかなり少ないので、公共交通機関を利用する場合は、十分に注意が必要です。

車で訪れる場合は、中央自動車道「中津川IC」から国道257号を北上し、約45分ほどで到着します。
道中、自然景観も魅力のひとつです。
無料の駐車場が近くにあるため、ドライブがてら訪れるのもおすすめです。

なお、冬季は積雪や凍結の可能性があるため、天候と道路状況の確認を忘れずに行いましょう。

加子母明治座の見学方法と楽しみ方

加子母明治座内部

加子母明治座に個人で出かける場合は、予約しておくと安心です。
観光バスで見学に来る方々もいるので、一緒に話を聞いたり、見学をする場合もあります。

館内では、実際に使用されていた舞台や楽屋、奈落、回り舞台、花道のスッポンといった、昔ながらの舞台装置を間近で見学することができます。

見学中はスタッフの方がそれぞれの仕組みや役割を丁寧に説明してくれるので、舞台裏の世界をより深く知ることができます。

また、舞台にかかる幕「娘引き幕」は、明治座創建の際に地元の若い女性たちが寄付したもので、100年以上の年月を経た今もなお美しい色合いを保っており、訪れる人々の目を引きます。

加子母明治座娘引幕

毎年開催されている、加子母歌舞伎公演やクラッシクコンサートに出かけてみるのもお勧めです。
地歌舞伎が盛んな地域で、歌舞伎座で行われている歌舞伎とは違った雰囲気を味わえます。
おひねりを投げたり、大向うをかけたり楽しいです。

また、SNSや観光情報サイトでイベント情報が更新されていることもあるため、事前のチェックをおすすめします。見学の際は、建物や舞台装置を傷つけないよう、マナーを守って楽しみましょう。

加子母の自然と文化にふれる旅の一環として、加子母明治座はきっと忘れがたい思い出になるはずです。

加子母明治座ホームページ⇒加子母明治座

1泊の旅行で加子母明治座を訪れるなら加子母から車で1時間弱の日本三大名泉のひとつ下呂温泉がおすすめです。
下呂温泉 水明館

下呂温泉 小川屋

下呂温泉 こころをなでる静寂 みやこ

 

中村勘九郎中村七之助

まとめ

加子母明治座は、岐阜県中津川市加子母にある明治時代創建の木造芝居小屋で、今なお現役で活用されている貴重な文化遺産です。

館内では、舞台や回り舞台、奈落、花道のスッポンなど、歌舞伎ならではの舞台装置を見学でき、スタッフによる丁寧な説明が舞台の魅力を引き立ててくれます。
特に注目なのが「娘引き幕」。創建時、地元の娘たちの寄付によって作られた幕は、129年の時を経た現在も美しく残されています。

また、毎年秋には地元住民による地歌舞伎公演が行われ、地域の人々が一丸となって伝統を受け継いでいます。
自然に囲まれたのどかな風景の中で、舞台芸術と地域の歴史に触れられる加子母明治座は、観光にも学びにも最適なスポットです。ぜひ一度訪れてみてくださいね。

この記事を書いた人
かおり

歌舞伎観劇や旅行が好きな田舎住まいの50代
日本全国を旅すること、昔ながらの芝居小屋を巡るのが夢です。
歌舞伎のこと、旅行のことをアップします。

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